部門紹介

1-5病棟(救命救急センター病棟)

1-5病棟は救急外来と一元化された部署になります。看護師は約50名、看護補助者3名、クラーク1名の大所帯です。
主には救急外来からの三次、二次救急患者を受け入れています。また、大手術後や、一般病棟での急変の患者さんの受入も行っています。救命を第一に治療、看護をしています。一元化の体制の元、救急外来に重症患者さんが搬送され人手が必要な時は、病棟から直ちに支援に行きます。
勤務異動者も増え急変時対応においては不安を抱えている看護師も多く、急変時対応トレーニングに力を入れ、BLSやACLSを受講し急変時対応能力の向上に努めています。中にはBLS、ACLSのインストラクターを目指しているスタッフもいます。緊迫しがちな救急の現場でも多職種とコミュニケーションをとりチームワークを大切にしています。また、中堅以上はリーダーシップ能力を高めるように努力しています。多くのプレッシャーもありますが、回復される患者さんを見ると嬉しさや、やり甲斐も感じています。

1-6病棟

1-6病棟は、産婦人科・新生児科・整形外科を中心とした女性の方が入院される病棟で、助産師と看護師が協力して働いています。
産婦人科では、妊娠期から産褥期、また退院後まで切れ目のない支援を大切にしています。当院の訪問看護ステーションと協働し病棟の助産師が、産後のお母さんと赤ちゃんのご自宅に訪問に伺っています。早産や小さく産まれた赤ちゃんは、きめ細やかなケアを必要としています。そんな赤ちゃんを支えるお母さんやそのご家族も一緒に支援しています。
特に今年度は、訪問看護を希望するお母さん方が増えていることから、より多くの訪問ができるように、準備を進めています。
また帝王切開の際には、部署のスタッフが周手術期看護が出来るように、手術部門と協力してトレ-ニングを行っています。
入院される様々なライフステージにある患者さんに合わせた、多岐に渡る看護ができるように、部署で勉強会を開き、チーム一丸で研鑽に励んでいます。これからも部署の持ち前のチ-ム力で、患者さんが今必要としていることをキャッチし、タイムリーに看護を提供できるように尽力していきます。

2-5病棟

こんにちは、2−5病棟です。消化器内科・外科、乳腺外科の病棟です。手術を受けられる方、内科的治療を受けられる方、緩和ケアを受けられる方など、急性期から終末期と様々な疾患、病期の患者さんが入院されます。
今年度、力を入れて取り組みたいことは、患者さんが、退院後も安心して療養生活を送ることができるように環境を整えることです。そのために、患者さんの治療方針や病状、退院の目処等、各科の主治医の先生と情報共有をする機会を多く持っていきたいと思っています。そして患者さんやご家族が望む療養先に早期に退院ができるよう、患者さんを取り巻く様々な職種の方々ともコミュニケーションを密にして、個別性のある看護を提供していきたいと思っています。
当病棟の元気で優しさあふれるスタッフが、笑顔を絶やさず入院中、患者さんの一番身近な存在として、一人一人に寄り添っていくことを念頭におき、日々患者さんに関わっています。

2-6病棟

2-6病棟は泌尿器科、婦人科、呼吸器外科、血管外科、心臓血管外科病棟で、急性期から終末期まで、その人らしい療養生活が送れるよう支援すること、そして地域との連携を大切に切れ目のない看護を提供することを目指し、今年度は2つの目標に力を入れて取り組んでいます。
1つ目は、アセスメントとエビデンスに基づいた専門性の高い看護を目指し、医師と協働した勉強会開催、看護師主体の疾患・治療に関するレクチャーを行い、習得した知識・技術を実践に活かせるようにしています。
2つ目は、切れ目のない看護の提供に向け、多職種協働でのカンファレンスを充実させ、入院中の看護の質を保証するだけでなく、患者さんやご家族が希望する療養先で安心して生活できる支援を地域に繋いでいけるようにしていきたいと考えています。
また、目指す看護を提供していく為に、年齢、経験年数関係なく、誰でも発言しやすい環境づくりを目指し、お互いの強みを認め、成長し続けるように取り組んでいきます!

2-7病棟

こんにちは!2-7病棟は 糖尿病内分泌代謝科、総合内科の内科系に、令和6年度から整形外科が加わった混合病棟です。そのため様々な疾患や手術を受けた患者さんが入院しています。整形外科が新しく加わったのでスタッフみんなで手術の看護について勉強会を開くなどして日々努力しています。
病気を抱えたまま退院される方が多く、地域で療養生活を送る方や、外来通院から検査や治療目的で入院される方も多い病棟です。特に糖尿病内分泌代謝科では病棟と外来と連携し、看護師が外来に出向き患者さんのご様子を伺うなど看護を継続することで入院前から患者さんと関わり退院後も不安なく過ごせるよう関わらせて頂くことに力を入れています。
医師、研修医、病棟薬剤師や専門看護師などと密にコミュニケーションを図っていきながら入院前から退院後までよりよい看護ができるようスタッフの一人一人の力を結集してがんばっています。

3-3病棟

こんにちは!3-3病棟は耳鼻咽喉科・形成外科・眼科・小児科・消化器内科などの混合病棟です。手術のため、抗癌剤治療や放射線治療のため、点滴治療のため、など様々な患者さんが入院されます。幅広い年齢や診療科、疾患・治療は多岐に渡りますが、多くのことを経験し学びを深めることが出来ます。また、病棟と耳鼻咽喉科・眼科・小児科の外来が一元化されており、入院前の患者さんの様子を知ることが出来たり、退院後の患者さんの姿を拝見することが出来ます。
ここ数年は外来と病棟の一元化体制が軌道に乗るように力を入れています。外来と病棟の看護師が協働することで継続看護が充実し、外来から入院、退院後に外来通院する患者さんの情報が共有され、患者さんが入院中だけでなく、退院後も安心して療養生活を送ることが出来るように支援できるのは一元化看護の魅力と言えます。
多職種を含めたスタッフ間のコミュニケーションを密にし、患者さんに寄り添う看護を大切にして、患者さんが安心して治療を受けられるよう、チームで適切な看護を提供しています。

3-4病棟

3-4病棟は脳神経内科・脳神経外科が主な診療科です。周術期における急性期、運動・言語機能障害のリハビリテーションを強化した回復期、薬剤調整、生活指導中心の慢性期の幅広い看護の専門性が求められています。
病棟のめざす看護のキーワードは「その人らしさ」です。あらゆる疾患、生活背景を抱える患者さん一人ひとりと向き合い、地域で安心して生活できるよう、多職種で連携しながら個別性のある看護をチームで共有しています。
今年度、特に力を入れて取り組むことは「専門性のある看護」と「継続看護」です。物忘れ外来担当看護師や摂食嚥下障害認定看護師を中心に、高齢者や認知症の特性を理解し適切なケアを提供します。さらに、医師、薬剤師、MSW、リハビリスタッフなど多職種と連携し、地域と繋がる継続看護を強化していきます。また、スタッフ間のコミニュケーションを大切にして、互いに承認し合い、人として、そして看護師として成長し続けることを目指しています。日々、前向きに看護を実践し、患者さん一人ひとりに寄り添い続けます。

3-5病棟

3-5病棟は脳神経内科・総合内科・リウマチ科が主科の病棟で、急性期の内科疾患から慢性疾患をもち入退院を繰り返しされる患者がいます。
病棟は高齢患者が多く、身体的・精神的・社会的要因から住み慣れた療養先に戻ることが難しいこともあります。そこで、入院前の住み慣れた療養先にできるだけ戻れるように受け持ち看護師を中心に「今私たちにできることはなにか!」をみつけチームで話し合い看護をしています。1つ目は、入院時から患者の目指す療養先を多職種と連携し検討することです。2つ目は、身体抑制を最小限にして、リハビリ科と連携し廃用を予防しています。
患者自身が慢性期疾患とうまくつきあい、患者・家族が安心してして帰れる場所をみつけるために、身体機能回復、患者に合わせたADL拡大、食への支援を心がけています。
看護師1人1人気づきや関心からよりよい看護につながることを大切に、互いの意見、考えを大切にしたチームで頑張っています。

3-6病棟

3-6病棟は呼吸器・循環器内科病棟で、急性期から終末期の患者さん・ご家族の方の思いや希望を尊重し、スタッフ全員で創意工夫した看護を提供すること、そして、地域との連携を大切に切れ目のない看護を提供することを目指し、今年度は2つの目標に力を入れて取り組んでいます。
1つ目は、アセスメントとエビデンスに基づいた専門性の高い看護を維持していくことです。医師と協働した勉強会開催、看護師主体の疾患・治療に関するレクチャーを行い、実践に活かせるようにしています。
2つ目は、切れ目のない看護の提供に向け、多職種協働でのカンファレンスの実施、外来連携を検討しています。入院中の状況や指導内容等を外来と共有し、在宅療養する患者さんやご家族が安心して生活できる支援を繋いでいけるようにしていきたいと考えています。
また、目指す看護を提供していく為に、スタッフがお互いを大切に思う関係性づくりは欠かせません。互いに認め合い各々の強みを活かしながら、成長し続ける職場環境づくりに取り組んでいきます!

3-7病棟

3-7病棟は、整形外科の急性期病棟です。毎日平均4〜5人の患者さんが入退院し、予定・緊急手術が行われています。忙しい病棟ですが、明るく元気で前向きなスタッフが多く、お互いに声をかけ合いながらチームワーク良く働いています。誰もが安心して意見を言い合える心理的安全性のある職場作りを目指し、お互いを尊重し、共に育つことを意識しながら互いの知識・経験を共有できることを大切にしています。
当院の整形外科は脊椎センター、四肢関節再建センターを有し、脊椎、股・膝関節、骨折、交通外傷、スポーツ外傷など、様々な整形外科手術を年間1000件以上行っています。病気や外傷の患者さんに対し、機能障害・痛みによる心身の苦痛などに専門的な知識と技術を習得・駆使して安全で質の高い看護の実践に努めています。そして、生活者である患者さんの「その人らしさ」を大切にしたケアができるよう多職種・他部署と協働し、最良のチームワークで患者さんが早期に自立・社会復帰できるよう外来・地域に繋げるよう連携しています。
今年度は4月より病棟と整形外来のパートナーシップ運営を開始しました。患者さんの入院前から、退院後の生活を見据えて退院支援を開始し、外来・入院だけでなく、退院後も安心して療養できる継続看護の充実を目指します。

3-8病棟

3-8病棟は、各部署からの派遣看護師の協力で成り立っている病棟です。感染管理が必要な患者さんや眼科や整形外科の患者さんなどが入院してきます。
主なミッションは感染管理です。また退院後の生活の場を考え直すための患者、家族への支援も大切なミッションです。
3-8病棟は各部署からの派遣看護師のため、個々の得意な分野も様々で、退院支援や認知症看護を行ったことがない看護師もおります。自分には何ができるのか、何を支援して欲しいのか、お互いあまりわからないもの同士だからこそ、自病棟で働く時よりもコミュニケーションを取り協力し支え合って1つ1つ解決しています。
3-8病棟は自分にできる最大限のことを1人1人が出し合うことができる場所なのです。
そしてこういった行動は災害時にもきっと役に立つ事だと確信しています。院内派遣は院外派遣になっても、受入する側になっても役に立つことだと思います。日常から赤十字看護師として自分の役割を理解して行動する準備をしています。

3-9病棟

3-9病棟は、血液内科が主科の病棟です。抗癌剤治療や移植など治療が長期にわたり、入退院を繰り返す患者さんが多く入院されます。治療を受けながらその人らしく生活できるよう退院後の生活を見据えた入退院支援や生活指導に力を入れています。
移植患者さんには病棟看護師も外来に出向き、移植後合併症や感染症を早期発見、対処し身体、精神、社会復帰を含めた「生活の質の向上」を図るための相談対応など長期にわたるフォローアップをしています。若い方から高齢の方まで幅広く治療を受けており、長期にわたる治療からストレスや不安を抱える患者さんも多いため、患者さんやご家族の声に耳を傾け安心して治療が受けられるように心がけています。今年度は、移植看護や患者指導の充実を図ることで質の高い看護サービスの維持・向上をめざし取り組んでいます。新人看護師もベテラン看護師も共に学び、成長できる病棟を目指しています。

手術室

私たちは、医療の進歩、高齢化、世界情勢に対応しながら、年間5,700件を超える手術を行っています。手術を受けるということは、患者さんにとって未知で不安なものです。看護師は患者さんの不安に寄り添えるよう、表情や言動など小さな変化に心を向け看護しています。また、多様な手術に対応すべく知識・技術を磨くと共に、多職種の専門性を尊重しながら協働し、安全・安心を第一に考え、最善な手術の提供を目指しています。
今年度はタスクシフト・シェアとして、臨床工学士に器械出しを担ってもらう取り組みをしています。器械出しのスペシャリストを目指してもらい、看護師はより手術看護に力を注げる環境を作っていきたいと考えています。
手術室で大切にしている看護は、手術室にいる間の患者さんを点で見るのではなく、入院から退院、そしてその人の人生を線で捉え、ケアにつなげていくことを大切にしています。
相手の声に耳を傾け、相手の強みに目を向けた組織になることで、人が育ち、やりがいのある職場になると考えています。

外来

超高齢化社会を迎え、外来には医療依存度が高く、セルフケアや意思決定支援にサポートを必要とする患者さん、ご家族が数多くいらっしゃいます。
当院の外来看護体制は、外来一元化体制と病棟・外来一元化体制の部署があります。外来部署では、一人の看護師が複数の科を担当しており、よりよい看護が提供できるよう、日々外来スタッフ間で患者さんの情報交換をしています。病棟・外来一元化部署は外来から入院、そしてまた外来と、その時々で患者さんにかかわることができ、継続看護がしやすい体制になっています。また、当院には、糖尿病、スキンケア、脳卒中予防、もの忘れ外来など10の看護ケア外来があり、専門性の高い看護を提供しています。
外来看護師は、院内の連携だけではなく、地域包括支援センターやケアマネージャーなどの地域のスタッフとの連携も強化し、外来・病棟・地域をつなぎ、患者さんが住み慣れた地域で、その人らしく暮らせるようにお手伝いをしています。一人ひとりに合わせたわかりやすい説明や丁寧な接遇をこころがけ、安全で安心「来てよかった」と思っていただける外来をめざしています。

その他の看護職が活躍している部署

医療安全推進室

「医療の質の保証」「安全な医療の提供」を担う部門であり、それを目標に活動しています。院長直轄の部署であり、そのメンバーには医師である室長と副室長、医療安全管理者である看護師長、事務員2人がいます。そして週1回、医薬品安全管理者である薬剤部長など、多職種でカンファレンスをおこない、問題の共有や対策を検討しています。
部門や職種に関わらず様々な相談がありますが、患者さんの最も身近にいる看護部門の方々は、困りごとの当事者になることが多いです。医療安全推進室では、患者さんやご家族が不利益を受けないように様々な対応をしていますが、職員の心身の健康や安全確保にも十分に配慮し、行動していきたいと考えています。
立場に関係なく、自分の意見や疑問を言葉にできる職場は、安全性が高いと言われています。現場対応だけではなく、発言しやすい環境作りやコミュニケーションの取り方など、教育的な取り組みにも力を入れています。

健診センター

静岡赤十字病院健診センターは病院付設型の健診センターです。事業内容は、人間ドック・健診・予防接種のほか、脳ドックや肺ドックなどのオプション検査があります。人間ドックでは、健診当日、医師による結果説明や保健師による保健指導を行い、健康の保持に努めています。
看護師の業務は、問診、採血、予防接種、内視鏡検査介助、子宮がん検診介助、保健指導、検査結果入力・確認等を行っています。健診受診者は、1日平均54人で、受診者に安全かつ安心して検査を受けていただくことを目標にしています。さらに健診後の当院への医療受診は、病院付設型健診施設であることを活用し、他科や過去のデータも電子カルテシステムにて共有できるため、早期の受診勧奨を行っています。
今年6月から、日本人間ドック学会認定医・人間ドック健診専門医である女性医師が赴任され、新しい視点で健診業務の見直しを行っています。今まで以上に受診者の健康生活を支え、信頼される健診センターを目指しています。
受診者から、数ある健診施設の中から「日赤で健診を受けて良かった」と次回も選んでいただけるよう、スタッフ一同、日々努力しています。予防医学に興味のある方、保健指導・健診施設勤務経験者の方、私たちと一緒に働きませんか、お待ちしています。

入退院・療養支援課

入退院・療養支援課には2名の専任の看護師が所属しています。私達は病棟看護師や6名の医療社会福祉士と協働して、患者さんが退院後も住み慣れた地域で安心して暮らし続けられることを目標に、全ての入院患者さんに対して退院支援を行っています。
入院される患者さんの多くは、「早くお家に帰りたい」とおっしゃいます。患者さんやご家族の「早くお家に帰りたい」を実現するために、社会的資源を活用し地域と連携しながら退院調整を行っています。私達は、患者さんや、ご家族がどのように暮らしていきたいのかという思いを聞き、患者さんの生活に目を向けた支援を心がけています。
私達はひとり1人の患者さんの状況を把握し、患者さんやご家族が自分らしく生きることを支えていきたいと思いながら日々活動しています。

訪問看護ステーション

私たち訪問看護は、病気や障害を抱えた方々を、かかりつけ医や病院や地域の保健・福祉サービスと連携して在宅での療養生活を支えています。当ステーションは静岡赤十字病院の併設機関で、緊急時も各部署との連携が密に行うことができます。また当院産科病棟との連携により、助産師の訪問が可能です。
自然災害発生時における業務継続計画(BCP)への取り組みとしては、今年度は大規模災害のシミュレーション研修を実施予定です。適宜利用者様とも災害時の備えを確認しています。感染症に対しても、感染管理認定看護師による勉強会の開催や、周辺地域のステーションとの連携を進めています。
私達が大切にしている事、それは利用者様が主人公であるという事です。人によって性格や生活歴は様々です。利用者様やご家族様の考えや希望が反映された看護を提供し、より多くの方々が最期の時までご自宅で過ごせることを目標に、今後も努めていきたいと思います。