災害医療

災害救護活動は赤十字の重要な使命。地震や台風などの大規模災害の発生時には、全国の赤十字病院から救護班を被災地に緊急派遣するなど迅速な救護活動を展開できる体制を整えています。
当院では日本赤十字社静岡県支部と連携を取り、要請時に迅速な対応ができるよう、医師・看護師などで構成される救護班を常時4個班編成。平成23年に発生した東日本大震災では発災当日より救護班を派遣、救護所での医療救護及び避難所の循環診療並びにこころのケア活動を行いました。
また静岡県より指定を受けた災害拠点病院として、県内や近県で災害が発生した際に傷病者の受け入れや医療救護班（DMAT）の派遣を行うなど災害救護活動の中心的役割を担います。各自治体を中心に自衛隊・海上保安庁・消防局、住民との連携を確認する大規模災害訓練をはじめ、県内各施設や医療機関と連携した訓練に取り組むほか、救護員の育成、機材整備などに万事を期し、来たるべき災害に迅速に対応できるよう備えています。