しずおか日赤メールマガジン

第148号 平成29年12月01日発行


 年の瀬が近づき、寒さも本格的になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて、今月12日は「漢字の日」です。これは、日本漢字能力検定協会が1995(平成7年)に「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」=「いい字1字」という語呂合わせにちなんで制定したそうです。同日には全国から募集した、この年の世相を象徴する「今年の漢字」が毎年発表されています。
 ちなみに昨年は『金(キン・コン/かね・かな)』が選ばれました。リオオリンピックでの「金」メダルラッシュや前東京都知事の政治資「金」問題、イチロー選手の通算3000本安打達成などの「金」字塔、人気を博しているピコ太郎さんが着ている「金」色の衣装などが理由だそうです。今年の漢字は何が選ばれるのでしょうか。予想してみるのも楽しいかもしれませんね。
 引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
 それでは、メールマガジン第148号をお届けいたします。

目次

1. 今月の病院ニュース
腰に痛みのある方へ~腰痛症その3薬物治療~

2. インフォメーション
一般市民及び患者さんのための講演会開催します!

腰に痛みのある方へ  ~腰痛症その3薬物治療~

メールマガジン第144(8/1配信)号では、腰痛症の治療をテーマにお伝えしました。今回は「薬物治療」を中心に紹介していきます!

◆腰痛症の薬物療法について

薬物療法は、病気そのものを治すためのものではなく、あくまでも痛みなどの症状を抑えるためのものであり、痛みの緩和により適度な運動や日常生活をおくれるようになることが重要です。種類としては、非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服薬と外用薬、アセトアミノフェン、筋弛緩薬などがあります。慢性期ではそれに加え、オピオイドや抗不安薬、抗うつ薬なども使用されます。

1、非ステロイド系消炎鎮痛剤(NSAIDs)
いわゆる「痛み止め」と言われる薬で、痛みが起こっている箇所の炎症を抑えることで痛みを和らげる作用をもっています。現在は市販されているものも多数あります。
◆内服薬:特徴は飲むだけなので手軽、急性期・慢性期腰痛に第一選択薬。注意する点は、胃を荒らしやすい、腎臓の病気があると使えないかも。 薬剤例としては、ロキソプロフェンNa、セレコックス、ボルタレン等があります。    
◆外用薬:特徴は効率よく患部に届き長期使用しやすい。注意する点は、かゆみやかぶれなど皮膚症状をおこす可能性あり、長期に渡り広範囲に使うと、胃にも負担が! 薬剤例としては、ロキソプロフェンNaテープ、インドメタシンパップ、ヤクバン、MS温湿布、スミルスチック等。
◆坐薬:特徴は即効性があり、痛みを和らげる効果が強いです。しかし、うまく入れないと効果が得られません。 薬剤例としては、ボルタレンサポ、ケトプロフェン坐剤等。

2、アセトアミノフェン
NSAIDsと同じく痛み止めですが、効きかたが違うため、比較的副作用を起こしにくいという特徴があります。注射薬、内服薬、坐薬があり、小児から高齢者まで幅広く使われる薬です。
薬剤例:カロナール錠、カロナールシロップ、アンヒバ坐剤など

3、筋弛緩薬
筋肉の緊張をほぐし、血行を良くすることで痛みを和らげる作用を持っています。
薬剤例:ミオナール錠など 慢性腰痛では、上記の薬で効果が得られず、以下のような薬を使うこともあります。

4、オピオイド

痛みの感じ方を変える痛み止めです。一般的な痛み止めに比べ、鎮痛効果は強く、特に腰痛症状が慢性的となりほかの痛み止めが効かなくなったときによく使われます。効果が強い分、副作用にも注意!飲み始めは眠気やめまい、気持ちが悪くなることがあり、継続していると便秘がちになることも。それぞれの副作用症状を予防するために、吐き気止めや下剤を併用することがあります。
薬剤例:トラマール錠、トラムセット配合錠、ノルスパンテープなど

5、抗不安薬
ストレスや不安障害など精神的な症状に対し使われる薬ですが、身体的な不快感や痛みに対してもそれを緩和するために処方されることがあります。
薬剤例:デパス、リーゼなど

6、抗うつ薬
神経には痛みを抑制する「下行性疼痛抑制系」と呼ばれる経路があり、痛みを抑える信号が送られます。この神経経路がより動くように作用するのが、抗うつ薬です。痛み止めの効果をより高めるために、鎮痛補助薬として他の薬と一緒に使われることもあります。
薬剤例:サインバルタ、トリプタノールなど

参考:腰痛診療ガイドライン2012HP、各薬剤製品概要

一般市民及び患者さんのための講演会開催します!

今回のテーマは「地域で支える認知症」 

急速に高齢化が進んでいる日本において、認知症の方の数は増えています。それぞれが身近な問題として捉え、正しく理解し、認知症の方や家族を支援していきませんか?認知症の症状や対応の仕方、予防方法などについてお話しします。認知症予防運動「コグニサイズ」も一部ご紹介します。
どなたでもご参加いただけます。受講料無料です。皆さまのご参加お待ちしております!

日時:平成29年12月12日(火)14:00~15:00(受付開始13:45~)
会場:静岡赤十字病院2号館4階 第1会議室
テーマ:「地域で支える認知症」
講師:静岡赤十字病院 入退院支援課課長 大石としみ氏(赤十字健康生活支援講習指導員)
申込み方法:12月8日(金)までに①または②の方法で医療安全推進室へお申し込み下さい。
      ①お電話でのお申し込み 054-254-4311(代表) 平日8:30~17:00
      ②申込用紙でのお申し込み 院内設置のご意見箱に申込用紙を投函してください。

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平成29年12月01日発行