臨床研修ブログResident blog
英語でのpresentationやdiscussion に挑戦! ~感染症カンファレンス~
2025年2月10日
Hello there! This is Maaya Kudo writing, a PGY1 junior resident at Shizuoka Red Cross Hospital.
雰囲気で英語で始めてしまいましたが、2025年1月25日に名古屋市立大学の伊東教授と八尾徳洲会総合病院のDr. Branch と英語で感染症カンファレンスを行い、鑑別診断や感染症について、自分たちが経験した症例からレクチャーやディスカッションをしました。準備の経過や当日の身になった学びについてご紹介したいと思います!
~準備編~
今回はサルモネラ菌血症を症例に選びました。
当院総合内科では基礎資料を取るのが通例となっていますが(気になった人はぜひ見学に来てね)、これをもとに症例プレゼンを英語で作りました。考察も英語の原著(MandellのPrinciples and Practice of Infectious Diseases)を読み、サルモネラがどのように生体に侵入したり、なぜ回盲部炎を起こすかについて調べました。
~当日編~
一枚一枚のスライドでpauseが入り、その段階の現病歴や基礎情報で考えられる鑑別について一緒に考えたり、また聴取すべきだった情報についてもご指摘いただき、大変勉強になりました。感染症カンファレンスではありますが、感染症に限らず、 “What kind of differential diagnosis could you think of for abdominal RLQ pain?” や “Any infectious diseases can you come up with bloody diarrhea?” などからみんなでbrain storming し、感染症以外にも全臓器形態で整理することができました。ティアニー先生の本をきちんと読もうとモチベーションも高まりました。伊東先生からは、グラム染色から想定される菌について教えていただきました。
個人的には今までVINDICATE Pで鑑別出していましたが、Dr. Branch のHIV MEDICATIONがよかったのでこちらに乗り換えようと思いました。
これ以上だとかなり長文になってしまいそうなのでここまで。
気になる人はぜひ静岡赤十字の研修へ!(笑)
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鑑別を一緒に考えていきます
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伊東先生、Branch先生、ご指導ありがとうございました!