看護部ブログNurse blog

3－7病棟は38床の整形外科病棟です。当院では整形外科の患者さんが常に60人～70人前後、入院しています。そして3－7病棟では手術目的の方々の術前術後ケア・リハビリや転院調整などを担っています。入退院・手術の対応、日常生活の援助などを行っていますが、今までは時間外勤務が毎日、複数人発生している状況であり、NO残業デイを決めても終業できていない状況でした。心身の健康を保ち、看護師として仕事を継続できるようにまた、患者さんやご家族に必要なケアがタイミング良く提供できるように、業務改善→働き方改革に力を注ごうと取り組んでいます。部署異動者を中心としたグループメンバーが業務内容を検討・提案し、仕事の仕方は変化してきています。その結果、「時間をいかに有効に使うか」という考え方で残務調整などの情報共有が活発になってきました。活発なコミュニケーションは、チーム医療の活性化に繋がります。
現在は看護師の業務改善の取り組みが主体ですが、医師の働き方も変化しなければ、効果的な改善には至りません。チームで働きやすい職場づくりができるように、多職種で引き続き協力していきたいと考えています。

こんにちは。３－９病棟です。
３－９病棟は主に、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの血液疾患の患者さんが入院しています。血液疾患の治療は主に化学療法・放射線治療・輸血療法・造血幹細胞移植などが行われます。
私たちが最も力を入れて取り組んでいることは、患者さんとの関わりです。血液疾患の患者さんは、上記の治療により入院期間が長期になることが多いです。身体的症状に対する苦痛や、先が見えないことに対する不安を感じている方が、多くいらっしゃいます。
近年は新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、化学療法で免疫力が低下する患者さんは、徹底したた感染予防対策が求められ、家族や友人との接触には強い制限がかかり、より一層のストレスを抱えやすい状況下にあります。
看護師は入院生活のなかで一番身近な存在であり、そのような患者さんが抱えているストレスや不安な気持ちを傾聴し、寄り添いたいと思っています。話を聞くだけではなく、表情・口調からわずかな変化を汲み取り、言葉かけもさせていただいています。必要に応じてスタッフ間で情報を共有し、リエゾンチームとの連携も行っています。
患者さんの病状や治療・食事のことなど、私たちが解消できることに関しては、パンフレットを用いて、患者さんが納得できるまで丁寧に説明し、少しでも不安が軽減できるよう努めています。
看護部の理念である「患者さんに寄り添う看護」に力を入れて頑張っていきます。

こんにちは、手術室です。
昨今の手術技術の進歩に伴い手術適応は拡大しており、当院の手術件数は毎年増加しています。そのような環境の中で、当手術室では全身麻酔と局所麻酔合わせて年間5000件以上の手術を行っています。私たち手術室看護師は、手術を受ける患者さんとそのご家族の価値観と期待に適合し、現在の医学的知識を反映した最善の手術を提供するために、専門的な知識と技術をもって、安全で安心して安楽な手術室看護を提供することを目指しています。
手術が高度、複雑化している中で、チームで情報共有しながら『共に育つ環境づくり』を大切に、勉強会やカンファレンス等を通して日々研鑽しています。
患者さんは様々な思いを抱えながらご自身で決心して手術に臨まれます。そんな患者さんの思いに寄り添い、医師をはじめ他職種と連携し、患者さんが元の生活に戻れるように、チームで患者さんへの侵襲を最小限にするよう取り組んでいます。そして何よりも『互いに相手の気持ちを慮ること』を大事にしています。