看護部ブログNurse blog
静岡赤十字病院退職に寄せて
2022年3月31日
2020年2月、院内の1病棟を新型コロナウイルス感染症患者専用病棟に変更しました。
突然の決定に看護師達は受け止められるだろうか。不安を抱えながら意図を説明すると、「部長、災害と同じですから。私達頑張ります。」と言ってくれました。急遽変更した病棟をゾーニングして環境を整え、防護方法等感染対応に必要な教育をしてスタートしてから2年間、看護師達は自分も感染するかもしれない危険と不安を抱えつつ患者さんの看護に努めました。防護服を身に着けるには時間がかかります。ナースコールにすぐに対応できなくて申し訳ないと自分を責めつつ、病室から出ることができず家族にも会えない患者さんのストレスをどうしたらよいか、ご家族の不安にどう対応すればよいか等々、悩み様々な工夫をしながら患者さんやご家族のために真摯に向き合い、寄り添い続けました。どんな時でも赤十字精神を背負った看護師、1人ひとりの努力とチーム力を強く感じました。
早く終息してほしい。その願いもむなしく新型コロナ感染症は一向に減りません。疲弊を感じながらも「頑張ります!」という看護師達に心から敬意を表したいと思います。
この3月で41年間の静岡赤十字病院を定年退職しました。このような素晴らしい看護師達と共に仕事をさせていただいたことを誇りに思い、また、感謝に堪えません。看護師という尊い仕事をぜひ知る機会にしていただければと願っております。
前副院長兼看護部長 間淵元子
突然の決定に看護師達は受け止められるだろうか。不安を抱えながら意図を説明すると、「部長、災害と同じですから。私達頑張ります。」と言ってくれました。急遽変更した病棟をゾーニングして環境を整え、防護方法等感染対応に必要な教育をしてスタートしてから2年間、看護師達は自分も感染するかもしれない危険と不安を抱えつつ患者さんの看護に努めました。防護服を身に着けるには時間がかかります。ナースコールにすぐに対応できなくて申し訳ないと自分を責めつつ、病室から出ることができず家族にも会えない患者さんのストレスをどうしたらよいか、ご家族の不安にどう対応すればよいか等々、悩み様々な工夫をしながら患者さんやご家族のために真摯に向き合い、寄り添い続けました。どんな時でも赤十字精神を背負った看護師、1人ひとりの努力とチーム力を強く感じました。
早く終息してほしい。その願いもむなしく新型コロナ感染症は一向に減りません。疲弊を感じながらも「頑張ります!」という看護師達に心から敬意を表したいと思います。
この3月で41年間の静岡赤十字病院を定年退職しました。このような素晴らしい看護師達と共に仕事をさせていただいたことを誇りに思い、また、感謝に堪えません。看護師という尊い仕事をぜひ知る機会にしていただければと願っております。
前副院長兼看護部長 間淵元子