栄養課ブログNourishment blog

栄養課だより2022年12月号   干すだけで栄養価や旨みがアップする“干し野菜”

2022年12月27日

干すだけで栄養価や旨みがアップする“干し野菜”
 

空気が乾燥する冬は、湿気が少なくカビが発生しにくいため“干し野菜”を作るのに適した季節です。
野菜やきのこは天日干しにすることで旨みだけでなく、栄養価も凝縮されます。水分が抜けて火の通りが良くなり、時短にも繋がります。また食物繊維も増え歯ごたえも増すため食べた時の満足感も得やすくなります。
干し野菜は昔から食材を無駄なく使うためにとられた方法で、中でも切干大根は現在もよく食べられている干し野菜です。大根の水分が飛ばされた分だけ旨みや甘味が濃縮され、カリウムやカルシウム等の栄養素が高まるため高血圧症の予防効果が期待できます。切干大根といえば、家庭料理の定番でもある煮物のイメージがありますが、サラダにしても美味しく食べられます。本日は当院でも提供している「切干大根ハリハリサラダ」のレシピを紹介します。是非お試しください。

切干大根ハリハリサラダ

一人分:80kcal たんぱく質2g 塩分0.4g 
 
 
[材料 2人分]
 切干大根   15g
 ロースハム  1枚
 胡瓜     30g
 人参     10g
調味料
 酢      大さじ1と1/3  
 砂糖     小さじ1と1/2
 ごま     小さじ1
 サラダ油   小さじ1
 食塩     ひとつまみ
 ごま油    少々
 レモン汁   少々

[作り方]
①切干大根は水につけて戻し、絞って食べ易い長さに切り、細切りにした人参と一緒に歯ごたえが残る程度に茹でる
②ハム・胡瓜は細切りにする
③調味料はすべて混ぜておき、冷ました①と②を和え、10~15分漬け込んだらできあがり
 
 

高齢者食のアンケート結果報告
 

 11月4日に高齢者食のアンケートにご協力いただきましたので、その結果を報告させていただきます。アンケート結果から、チンゲン 菜は茎が固く茹でムラがあり、食べにくく、薄切りりんごは問題なく摂取できていることがわかりました。アンケート結果を参考に、今後は葉物野菜の加熱時間や調理の仕方を検討していきたいと思います。ご協力ありがとうございました。
 

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