しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog
しずおか日赤メールマガジン第234号
2025年1月31日
梅のつぼみがふくらみ、さわやかな香りが漂うこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今年の節分は2月2日です。古くから季節の節目は邪気が生じやすく、体調を崩しやすいと考えられてきました。
そのなかでも旧暦の新年の始まり「立春」の前日が、今でも続く節分の行事となっています。節分といえば豆まき。多くの地域では炒った大豆が使われていますが、北海道、東北、九州の一部地域などでは落花生が使われているそうですね。豆まきをして1年間の無病息災を願いましょう。
それでは、メールマガジン第234号をお届けいたします。
引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
今年の節分は2月2日です。古くから季節の節目は邪気が生じやすく、体調を崩しやすいと考えられてきました。
そのなかでも旧暦の新年の始まり「立春」の前日が、今でも続く節分の行事となっています。節分といえば豆まき。多くの地域では炒った大豆が使われていますが、北海道、東北、九州の一部地域などでは落花生が使われているそうですね。豆まきをして1年間の無病息災を願いましょう。
それでは、メールマガジン第234号をお届けいたします。
引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
帯状疱疹の原因と予防法
50歳を過ぎたら要注意!
先月に引き続き、皮膚科 小西紀子医師に教えていただきます。
赤い斑点と水ぶくれが帯状に発症する皮膚疾患
帯状疱疹とは、顔や背中から胸、お尻など身体の左右の一部に、ピリピリと刺すような痛みを感じ、続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に現れる皮膚疾患のひとつです。
症状を引き起こす原因は「水痘・帯状疱疹ウイルス」で、水ぼうそうを発症させるウイルスとして知られています(前号メールマガジンQ&A参照)。はじめは数日から10日ほどの間、皮膚の違和感やピリピリ感など神経痛のような痛みが続き、その後強い痛みとともに身体の左右どちらか一方の神経に沿ってやや盛り上がった赤い斑点が現れ、さらに斑点上に中央部がくぼんだ水ぶくれが出てきます。これは、皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こっているためです。顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎を引き起こしたり、耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺など合併症を生じることもあります。
症状を引き起こす原因は「水痘・帯状疱疹ウイルス」で、水ぼうそうを発症させるウイルスとして知られています(前号メールマガジンQ&A参照)。はじめは数日から10日ほどの間、皮膚の違和感やピリピリ感など神経痛のような痛みが続き、その後強い痛みとともに身体の左右どちらか一方の神経に沿ってやや盛り上がった赤い斑点が現れ、さらに斑点上に中央部がくぼんだ水ぶくれが出てきます。これは、皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こっているためです。顔面の帯状疱疹では、角膜炎や結膜炎を引き起こしたり、耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺など合併症を生じることもあります。
合併症を防ぐためには早期の治療開始が重要
治療は抗ウイルス薬を中心に行われます。ウイルスの増殖を抑えることで急性期の痛みや皮膚症状を和らげ、治るまでの期間を短縮します。症状が軽い場合は内服薬を使用しますが、症状が重い場合や免疫機能が低下している場合は抗ウイルス薬の点滴を必要とすることもあり、できるだけ早期の治療開始が重要です。
通常、皮膚症状が治ると痛みも軽くなりますが、その後も数ヶ月から数年後まで痛みやしびれが続くことがあります。これは帯状疱疹後神経痛といい、急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことで起こります。「ビリっと電気が走る」「剣山で刺されている」「締め付けられる」「何か貼られている」といろいろな痛みやしびれを感じ、そのために睡眠や日常生活に支障をきたすこともあります。
通常、皮膚症状が治ると痛みも軽くなりますが、その後も数ヶ月から数年後まで痛みやしびれが続くことがあります。これは帯状疱疹後神経痛といい、急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたことで起こります。「ビリっと電気が走る」「剣山で刺されている」「締め付けられる」「何か貼られている」といろいろな痛みやしびれを感じ、そのために睡眠や日常生活に支障をきたすこともあります。
ワクチンによる予防が可能、自治体の助成利用も検討を
このように帯状疱疹に罹患すると、生活の質を低下させるリスクがあり、特に高齢者や基礎疾患のある方にとってはより大きな負担となることも。そこで登場したのが、帯状疱疹をワクチンで発症や重症化を予防するという選択肢です。
現在、帯状疱疹ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。それぞれ、接種対象者や接種回数、費用に違いがありますので、かかりつけ医などと相談の上、ご自身の状況に合うワクチンを選択されるといいでしょう。
自治体によっては、ワクチン接種に対する費用の助成を受けられる場合があり、静岡市でも2024年10月より50歳以上の方に対する助成が行われています。気になる方はお住まいの市町村窓口に問い合わせてみて下さい。
現在、帯状疱疹ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。それぞれ、接種対象者や接種回数、費用に違いがありますので、かかりつけ医などと相談の上、ご自身の状況に合うワクチンを選択されるといいでしょう。
自治体によっては、ワクチン接種に対する費用の助成を受けられる場合があり、静岡市でも2024年10月より50歳以上の方に対する助成が行われています。気になる方はお住まいの市町村窓口に問い合わせてみて下さい。
市民のみなさんともっとクロス!第4回市民公開講座3/5開催のご案内
今回は片頭痛と夜間頻尿についてお送りいたします!
開設90周年を記念してスタートした「市民公開講座 市民のみなさんともっとクロス!」。第4回は、新薬の登場で「治す」から「予防」の時代になってきている「片頭痛」と年齢とともに増える尿のお悩み「夜間頻尿」をテーマにお送りします。毎回大変人気の市民公開講座!気になる方はお気軽にご来場ください。
詳しくはこちらをご覧ください!
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