しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

しずおか日赤メールマガジン第227号

2024年6月28日

日に暑さが増すこの頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、7月の祝日といえば第3月曜日の海の日が思い浮かびますね。
国土交通省は、世界で唯一海の恩恵に感謝するとともに繁栄を願う日としています。
コロナ渦中は例外となりましたが、例年海の日はボートレースやマリンスポーツ等、海に関連するところで様々なイベントが開催されます。
また、海の日には灯台が一般公開されるところも多く、普段見る事のできない内部を見学できる場所もあるそうです。
今年の夏は少し遠出してみてはどうでしょうか。それでは、メールマガジン第227号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。

早期大腸がんと内視鏡治療

早期に発見できれば根治も可能！

初期段階では自覚症状のない大腸がんは定期検診による早期発見・早期治療が最も大切。近年の医療技術の発展により、検査や治療に使う内視鏡（大腸カメラ）も大きく進化しより安心して治療が受けられるようになっています。
当院消化器内科の杉山智洋医師に教えていただきます。

消化器内科副部長　杉山智洋医師
生まれも育ちも静岡市葵区。
忙しい毎日ですが、休日は6歳、2歳のお子さんたちと
遊ぶことが多いそう。
サッカー観戦も趣味のひとつで「長男と一緒にスタジ
アム観戦を楽しみたいです」と笑顔で話してくれました。

大腸がんになりやすいのはどんな人ですか?また、予防するにはどうすればいいですか?

食生活の乱れや肥満などが大腸がんのリスクを高めるといわれますが、残念ながら生活習慣の改善だけで大腸がんを防ぐことは難しく、確実な予防法はありません。最も確実なのは、できてしまったがんをできるだけ早く発見・治療できるよう定期検診を受けること。40歳を過ぎたら一年に一度、便潜血検査を受けてください。特に、家族に複数の大腸がんの経験者がいる人は定期的な検診を強く勧めます。

内視鏡を使った治療について詳しく教えてください。

内視鏡を使った治療は体への負担が少ないのが最大の利点。カメラを入れる際に鎮静剤を使えば違和感や苦痛を軽減できますし、ポリペクトミーとEMRは日帰りで治療することも可能です。また大腸には痛覚がないので、がんを切除する際に痛みを感じることはありません。下剤がニガテとの声も聞かれますが、この頃は飲みやすい味のものも登場しています。あまり不安がらずに、安心して医師にお任せください。

消化器内科杉山医師のお話は8月号に続きます！

栄養課考案！
静岡日赤オリジナル減塩レシピ動画配信始めました

入院中の患者さんに日々食事を提供している当院栄養課では、塩分制限食はもとより、一般食においても塩分量に配慮した献立作成・調理を行っています。
こうした食事をご家庭でも楽しんでいただけるよう、同課では7月よりオリジナル減塩レシピの動画配信をスタート。
減塩食のノウハウを活かしたメニュー考案・試作・調理はもちろん動画の撮影や編集も全て栄養課職員が行っています。
現在「チキン南蛮」のレシピを公開中。塩分を控えながらおいしい食事を楽しむヒントがたっぷり詰まった特製メニューを、ぜひお試しください。
当院ホームページの栄養課ページからコンテンツがご覧になれます。こちらからもどうぞ

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