しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog
しずおか日赤メールマガジン第224号
2024年3月29日
少しずつ温かさを感じるようになりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて4月4日はなんとあんぱんの日です。
2001年4月4日に制定されたこの日は、東京向島の水戸藩下屋敷で、明治天皇と皇后の両陛下がお花見をされることになり、この時献上されたあんぱんが由来と言われています。桜あんぱんがこの季節限定というのも納得です。
食べすぎは禁物ですが当日はこの記念日をお花見と共に楽しんでみても良いかもしれませんね。
それでは、メールマガジン第223号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
さて4月4日はなんとあんぱんの日です。
2001年4月4日に制定されたこの日は、東京向島の水戸藩下屋敷で、明治天皇と皇后の両陛下がお花見をされることになり、この時献上されたあんぱんが由来と言われています。桜あんぱんがこの季節限定というのも納得です。
食べすぎは禁物ですが当日はこの記念日をお花見と共に楽しんでみても良いかもしれませんね。
それでは、メールマガジン第223号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
歯周病が影響を及ぼす病気について
歯周病はひどくなるまで自覚されることの少ない病気ですが、最近では全身疾患との関係も明らかになってきています。
●心臓、脳血管の病気
歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て、血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)が出来ると、血液の通り道が細くなります。プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり、血の塊が流れて行って血管の細いところで詰まってしまいます。
歯周病に罹っていると、心血管系疾患の発症リスクは1.15~1.24倍に高まると言われます。
●糖尿病
歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります。血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ毒素は残り、脂肪組織や肝臓からのTNF-αという物質の産生を強力に推し進めます。TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。
歯周病を合併した糖尿病の患者さんに、抗菌薬を用いた歯周病治療を行ったところ、血液中のTNF-α濃度が低下するだけではなく、血糖値のコントロール状態を示すHbA1c値も改善するという結果が得られています
●誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
高齢になると異物が入らないようにする反射や細菌に対する免疫力が衰えるため、食べ物等と一緒にお口の中の細菌が気管や肺に入り、誤嚥性肺炎を発症してしまいます。原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われています。
●早産・低体重児出産
妊娠中はホルモンの変化などによって歯肉の炎症が起こりやすくなり、歯周病になる人も少なくありません。これが「早産・低体重児出産」の危険度を高めています。
歯肉の血管から侵入した歯周病原性細菌や炎症により生じた物質が血流に乗って子宮に達すると、子宮筋の収縮を引き起こして早産や低体重児出産になる可能性があります。そのリスクは健常者の4.3倍程度と言われています。
歯周病をコントロールして健康を守るためには、まず正しい歯磨き法を覚え、きちんと行うことが大切です。しかし、正しく磨いているつもりでも十分磨けていない部分があるので、定期的に歯医者さんに行って、磨き方のチェック及び磨きにくい部分の専門的な清掃や歯石除去を行ってもらうと良いでしょう。 参考: 日本臨床歯周病学会HP
歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て、血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)が出来ると、血液の通り道が細くなります。プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり、血の塊が流れて行って血管の細いところで詰まってしまいます。
歯周病に罹っていると、心血管系疾患の発症リスクは1.15~1.24倍に高まると言われます。
●糖尿病
歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります。血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ毒素は残り、脂肪組織や肝臓からのTNF-αという物質の産生を強力に推し進めます。TNF-αは、血液中の糖分の取り込みを抑える働きもあるため、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の働きを邪魔してしまうのです。
歯周病を合併した糖尿病の患者さんに、抗菌薬を用いた歯周病治療を行ったところ、血液中のTNF-α濃度が低下するだけではなく、血糖値のコントロール状態を示すHbA1c値も改善するという結果が得られています
●誤嚥性肺炎
誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って気管や肺に飲み込んでしまうことで発症する肺炎です。
高齢になると異物が入らないようにする反射や細菌に対する免疫力が衰えるため、食べ物等と一緒にお口の中の細菌が気管や肺に入り、誤嚥性肺炎を発症してしまいます。原因となる細菌の多くは、歯周病菌であると言われています。
●早産・低体重児出産
妊娠中はホルモンの変化などによって歯肉の炎症が起こりやすくなり、歯周病になる人も少なくありません。これが「早産・低体重児出産」の危険度を高めています。
歯肉の血管から侵入した歯周病原性細菌や炎症により生じた物質が血流に乗って子宮に達すると、子宮筋の収縮を引き起こして早産や低体重児出産になる可能性があります。そのリスクは健常者の4.3倍程度と言われています。
歯周病をコントロールして健康を守るためには、まず正しい歯磨き法を覚え、きちんと行うことが大切です。しかし、正しく磨いているつもりでも十分磨けていない部分があるので、定期的に歯医者さんに行って、磨き方のチェック及び磨きにくい部分の専門的な清掃や歯石除去を行ってもらうと良いでしょう。 参考: 日本臨床歯周病学会HP
赤十字情報プラザ企画展 「救い護る人」
いかなる状況下でも傷ついた人を救い、健康と尊厳を護るために
日本赤十字社では災害救護を使命とし活動を行っています。この度、「救い護る人~日赤救護養成のあゆみ~」をテーマにした特別企画を赤十字情報プラザで開催いたします。ぜひご来場ください。
開催期間 2024年4月2日~2024年9月26日
開館日 ※事前予約制です 火・水・木10:00~16:30(12:30~13:30閉室) 見学無料
場所 赤十字情報プラザ 東京都港区芝大門1-1-3 日本赤十字社本社1階
ご予約はこちらまで 03-3437-7580(赤十字情報プラザ)
開催期間 2024年4月2日~2024年9月26日
開館日 ※事前予約制です 火・水・木10:00~16:30(12:30~13:30閉室) 見学無料
場所 赤十字情報プラザ 東京都港区芝大門1-1-3 日本赤十字社本社1階
ご予約はこちらまで 03-3437-7580(赤十字情報プラザ)
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