しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

しずおか日赤メールマガジン第221号

2023年12月28日

寒に入り寒さが厳しくなってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
2024年は辰年です。干支の中で辰（龍）だけが架空の動物です。
他の干支は実在する動物なのになぜ龍だけが架空の動物なのか？不思議ですよね。
これについてははっきりとした理由はわかっていません。
また、辰年は国家プロジェクトが始まることが多いのも特徴です。
過去に東京スカイツリー開業（2012年）、2000円札発行（2000年）、青函トンネル・瀬戸大橋開業（1988年）、東京五輪・東海道新幹線開業（1964年）などがありました。
それでは、メールマガジン第221 号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。

縁の下の力持ち！日常診療を支える画像検査

近年その存在が知られるようになってきた放射線科。中でも放射線医は、患者さんと接する機会はほとんどないものの実は日常治療に深く関わっています。

放射線科の果たす役割と、今後増加が予想される検査について同科井上部長に解説していただきます。

放射線科部長
井上征雄 (ゆきお)

昨年8月に当院に着任、気さくな話ぶりが印象的な井上先生。
多忙な業務の中、片道25分の徒歩通勤がいい気分
転換になっているそう。
趣味は音楽。マンドリン演奏は学生時代より続けている趣味のひとつ。

検査装置の形状がとても似ているCTとMRI。それぞれどんな検査ですか。

CT検査はX線で撮影した画像をコンピュータ処理で再合成するもので、全身の映像を短時間で得られます。ただし被ばくのリスクがあるため、検査にあたっては放射線量や回数をきちんと管理します。また小さなお子さんの場合は、ご家族に検査に関して理解をいただけるよう丁寧に説明を行います。
一方MRI検査は強力な磁石と電磁波を使い、体の特定部位の内部を画像化するもの。撮影に時間がかかること、体に金属が入っている方や閉所恐怖症の方には不向きですが、頭の内部や整形外科、婦人科の診断では特に有用です。

アイソトープ検査とはどんな検査ですか。

特定の部位に集まりやすい性質を持った放射性医薬品（ラジオアイソトープ：放射性同位元素を含んだ医薬品）を投与したのち、医薬品から放出される放射線（ガンマ線）をガンマカメラで画像化するもので、RI、核医学とも呼ばれます。臓器や組織の形だけではなく、機能や代謝状態なども見ることができます。放射線量は人体に影響しない微量なもので、時間とともに体外に排出されますので、被ばくの影響はごくわずか。痛みなどの負担なしに受けられるのもメリットです。

井上医師のお話は、次回２月号にも続きます。

栄養課考案！おいしい早い簡単クッキング～黒豆豆乳ぜんざい～

おせち料理で残りがちな餅と黒豆煮をアレンジすれば、いつもと違うぜんざいの出来上がり！豆乳のやさしさがほっとしますよ。ぜひご賞味ください。

材料　2人分　　1人分300kcal
切り餅　2個
黒豆煮　大さじ2
調整豆乳３００ml
片栗粉　小さじ1
砂糖　　大さじ1
塩　　　少々

１、切り餅を焼く。
２、調整豆乳に砂糖、片栗粉を加えてよく溶かし、混ぜながら中火にかけ、沸騰させ、黒豆煮を加える。
３、焼いておいた餅を器に入れ、2をかける。お好みで生姜汁を加えてもおいしく召し上がれます。

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