しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

しずおか日赤メールマガジン第215号

2023年6月29日

入梅のみぎり、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年の梅雨は例年よりも天気で体調不良を感じる方が多いんだとか。梅雨明けが待ち遠しいですね。
長雨の中でも、凛として咲いている紫陽花を見るのが楽しみです。いろいろな色がある紫陽花。
花の色は、土のpH値で決まります。日本では酸性の土が多いため青色紫陽花が多く、雨が少ないヨーロッパではアルカリ性のため赤色の花をつけます。土や肥料を工夫して自分好みの色に育てるのも楽しみのひとつかもしれません。
梅雨冷えで肌寒い日、蒸して暑い日もありますので、みなさまお身体ご自愛ください。
それでは、メールマガジン第215号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。

慢性副鼻腔炎

諦めなくても大丈夫 慢性副鼻腔炎の新たな治療法

長年悩まされている人の多い「慢性副鼻腔炎」。2017年に一部の中等症以上の症状が難病指定されたこと、さらに新たな治療薬が登場したことで、現在はより高度な治療が受けやすい状況になっています。諦めていた方ももう一度、治療を受けてみませんか。

耳鼻咽喉科部長の川﨑泰士先生から慢性副鼻腔炎について教えていただきます!


耳鼻咽喉科 川﨑泰士 部長
柔らかな口調が印象的な川﨑先生。休日の過ごし方は?との問いには「料理かな。あまり凝ったモノは作りませんけど、例えば子どもたちと一緒にカレーを作ったり」。お話の中から優しいパパぶりも伝わってきました。

 
副鼻腔炎を悪化させないために、普段から気をつけておきたいことはありますか?
風邪で鼻がつまることはよくあることですが、特に喘息の症状を持っている人は好酸球性副鼻腔炎を発症するケースも多いので気をつけて。軽い鼻づまりの場合には、温めた生理食塩水を使った鼻洗浄(鼻うがい)も症状緩和に有効、ただし正しいやり方に注意すること。市販の器具を使うのもいいですね。また寝ているときの呼吸の様子を、家族に聞いてみるのもおすすめ。睡眠中は鼻で呼吸するのが普通ですが、口呼吸や、ひどいいびきが指摘されるようであれば、これも一度診療を受けてみてもいいかもしれません。
アレルギー性鼻炎に悩んでいます。こちらの「アレルギー外来」ではどのような選択肢がありますか?
一般的なアレルギー治療には、内服薬・点鼻薬の投薬指導の他、体質改善による治癒を目指す舌下免疫療法があります。症状がひどい場合には手術を行うこともありますし、近年では「ヒト化抗ヒトモノクローナル」という抗体製剤を用いた注射による治療を行うことも。当院ではこれら全ての治療が可能、手術についてはいわゆる「後鼻神経切断術」まで対応しています。
10年ほど前からアレルギー性鼻炎はスギ花粉症を中心に20代以下の若年層で増加傾向がみられます。気になる症状があればお気軽にご相談ください。

川﨑医師のお話は、次回8月号にも続きます。

旬の食材で体と肌の健康管理を! 栄養課考案レシピ紹介

寒暖差や気温・湿度の上昇等の影響からだるさを感じたり、体調を崩しやすくなる時期となりました。季節の変わり目は、食事で体調管理をしていきましょう。旬の食材は、他の季節と比べビタミンやミネラルなどの栄養素が3倍アップすると言われています。今が旬のピーマン(パプリカ)や、鯵(あじ)は、組み合わせて摂ることで更に相乗効果が増し、吸収率も良くなります。当院栄養課考案のおすすめレシピをご紹介します。
◆◆あじのカラフル野菜南蛮漬◆◆
〈材料4人分〉
・あじ4切(3枚下ろしか、刺身用)・たまねぎ1/4個
・きゅうり1/2本 ・ピーマン1/2個 ・パプリカ1/2個 
  野菜はお好みでどうぞ
・塩 ひとつまみ ・こしょう 少々 ・小麦粉 適量 ・揚げ油 適量
 
(調味液)
・だし汁大さじ2 ・酢大さじ3 ・醤油大さじ1 ・砂糖大さじ1
〈作り方〉
①あじに塩こしょうをし、小麦粉を軽くまぶす
②フライパンに深さ1㎝ほど油を入れ、170℃まで熱したら、あじを揚げ焼きする
③たまねぎ、きゅうり、ピーマン、パプリカを縦切りにする
④鍋に調味液を入れ沸騰させる
⑤あじと、③の野菜に④の調味液をかけ30分程漬ける

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