しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog
しずおか日赤メールマガジン第207号
2022年10月31日
紅葉が一段と色を増す季節となりました。赤、黄、橙と色鮮やかな景色がきれいですが、夜のライトアップも昼間とは違って幻想的な風景ですよね。ちなみに、静岡市の久能山東照宮では「天下泰平の竹あかり」が約3年ぶりに開催されています。来年には徳川家康を主人公とした大河ドラマが始まります。竹あかりやライトアップによる幻想的な雰囲気のなか、ゆかりの地を訪れてみるのもよいかもしれないですね。
それではメールマガジン第207号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
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がん悪液質
早期の緩和ケアが、がん治療の可能性を開く知っておきたい「がん悪液質」
急激な体重減少や食欲不振は、多くのがん患者さんが経験するつらい症状。
長年「病気なのだから仕方ない」と捉えられていましたが近年そのメカニズムの解明が進むとともに、早い段階で治療を受けることの重要性に目が向けられています。
長年「病気なのだから仕方ない」と捉えられていましたが近年そのメカニズムの解明が進むとともに、早い段階で治療を受けることの重要性に目が向けられています。
◆◆◆がん支持療法・緩和ケア科 安達 光生医師◆◆◆
大学卒業後に社会人アメフトチームで選手として活躍、
その後医師を志して医学部に進学するという異色のキャリアの持ち主。
現在はラグビーのマッチドクターとして試合に帯同することも。神奈川出身、広島育ち。
大学卒業後に社会人アメフトチームで選手として活躍、
その後医師を志して医学部に進学するという異色のキャリアの持ち主。
現在はラグビーのマッチドクターとして試合に帯同することも。神奈川出身、広島育ち。
がん悪液質にはどのような治療の選択肢がありますか。
がん悪液質には様々な要因、臓器が関わるため、患者さんの病態に応じて栄養療法、運動療法、薬物療法など複数の方法を組み合わせた集学的治療が行われるのが一般的です。
栄養療法では、悪液質のステージや症状に応じた栄養の摂り方を指導。症状に応じて食べやすい食事形態や味付け、量、回数を工夫するほか、必要な栄養素を摂れるよう栄養補助食品を活用することも。運動療法では、有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせを基本に、無理のないペースで続けられる内容や量を調整して体力、筋力の維持を目指します。また薬物療法では、病気や治療の副作用から生じる痛み、吐き気、倦怠感などを緩和するために鎮痛薬などが使われることが一般的です。
栄養療法では、悪液質のステージや症状に応じた栄養の摂り方を指導。症状に応じて食べやすい食事形態や味付け、量、回数を工夫するほか、必要な栄養素を摂れるよう栄養補助食品を活用することも。運動療法では、有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせを基本に、無理のないペースで続けられる内容や量を調整して体力、筋力の維持を目指します。また薬物療法では、病気や治療の副作用から生じる痛み、吐き気、倦怠感などを緩和するために鎮痛薬などが使われることが一般的です。
がん悪液質を治療する新しい薬が登場したと聞きます。どのようなものですか。
昨年発売された「アナモレリン塩酸塩」(商品名:エドルミズ)は、食欲亢進や筋肉量の増加に効果があるとされる、国内初のがん悪液質治療薬。全てのがんに使用できるわけではなく使用は限定的ですが、体力を維持することでがん治療の選択の幅や可能性が広がること、QOLの向上に寄与できるものとして期待が集まっています。
安達医師のお話は、次回12月号にも続きます。
四肢関節再建センターを開設しました!
人工関節治療のいっそうの充実をはかります
当院では2018年7月に整形外科の西脇徹部長を中心に股関節・人工関節センターを設立、また2021年10月には、膝の治療を専門とする窪田医師の赴任に伴い、中根医師と共に、膝スポーツ・人工膝関節外来を開設しています。
さらに本年4月からは上肢(肩・腕)の治療を専門とする雨宮医師が加わり、より高度な四肢(上肢や下肢)の機能再建の提案ができるように。これを受けて当院では2022年8月より、人工関節に特化した「四肢関節再建センター」を開設いたしました。
人工関節センターの中にはごく一部ではありますが、人工関節に偏った治療法のみが提案されてしまうことがありますが、当センターでは患者さんひとりひとりの状況を把握、年齢や関節の状態、また生活レベルや患者さんご自身の希望に応じて、相談しながらニーズに適した治療法を提案いたします。
患者さんからは「治療してよかった」、また地域のクリニックの先生方からは「紹介してよかった」と思われるセンターを目指して、スタッフ一同精進して参ります。
受診を希望される場合は、かかりつけ医にご相談の上ご紹介状をお持ちいただき、当院の地域医療連携室にご連絡をお願いします。
さらに本年4月からは上肢(肩・腕)の治療を専門とする雨宮医師が加わり、より高度な四肢(上肢や下肢)の機能再建の提案ができるように。これを受けて当院では2022年8月より、人工関節に特化した「四肢関節再建センター」を開設いたしました。
人工関節センターの中にはごく一部ではありますが、人工関節に偏った治療法のみが提案されてしまうことがありますが、当センターでは患者さんひとりひとりの状況を把握、年齢や関節の状態、また生活レベルや患者さんご自身の希望に応じて、相談しながらニーズに適した治療法を提案いたします。
患者さんからは「治療してよかった」、また地域のクリニックの先生方からは「紹介してよかった」と思われるセンターを目指して、スタッフ一同精進して参ります。
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