しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

第185号 令和3年01月01日発行

2021年1月1日

新年あけましておめでとうございます。厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
家で楽しめるお正月の伝統的な遊びの1つとして、百人一首が挙げられます。子どものころの宿題でみなさん何個か暗記した句もあることでしょう。今年のお正月は外出することなく家で過ごしている方も多いことと思います。日本古来の遊びで、おうち時間を楽しむのもよいかもしれません。
それでは、メールマガジン第185号をお届けします。本年も引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

早期発見がなにより大切  もっと知りたい、緑内障のこと

日本人の失明原因として、現在最も多いとされている「緑内障」。
身近に耳にする一方、じつは予防できる方法もなく、元に戻す方法もない、思いのほか恐ろしい病気です。
物の見え方は、生活の質に直接関わる問題。
早期発見の重要性を眼科副部長の松岡医師がお答えします!
◇◇◇◇◇◇◇
松岡医師は、焼津市出身。浜松をはじめ県内各地の病院勤務を経て、2020年より当院副部長として着任。昨年11月に次男が誕生、2児の良きパパとして育児にも奮闘中、「院内保育室に通う長男と、毎朝一緒に出勤しています」
◇◇◇◇◇◇◇
眼科副部長
松岡 貴大 医師
緑内障とはどんな病気?
ひと言で説明すると、眼圧が高くなることにより視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気です。40歳以上の日本人のうち、20人に1人の割合で患者が存在すると推定されています。眼圧が高くなる原因により「正常眼圧緑内障」「閉塞隅角緑内障」などいくつかの種類に分類されます。
かかりはじめにはどんな症状がある?
視野の上方あたりに「暗点」と呼ばれるぼやけて見えない部分が生じ、それが少しずつ拡大、見える範囲が狭まっていくのが一般的。ただ実際には、目は常に動いていて、さらに両方の目が互いの見え方を補い合っているので、それと気づくことはまずありません。本人が自覚したり、周囲の人に行動の異変を指摘される頃には、かなり症状は進んでいます。
どのような治療を行いますか? 
症状の進行を食い止めるため、様々な方法で眼圧を低く維持できるようコントロールします。主な方法としては点眼薬などを用いた薬物療法、また症状や種類によってはレーザー治療、手術を提案することも。レーザー治療や手術は通院での治療も可能、治療中・治療後の定期健診は必要ですが、日常生活を大きく変える必要はありません。

柑橘類の効果を利用した簡単クッキング ぜひお試しください!

栄養課考案レシピ

柑橘類に多く含まれるクエン酸は疲労回復の効果があります。旬の柑橘類を利用して、季節の味や香りを楽しみながら、心と身体に栄養を取り入れましょう。

【疲労回復豆乳ドリンク】
(1人前)
調整豆乳 150ml
無糖ヨーグルト 50g
レモン汁 小さじ2
(作り方)
①材料を全部混ぜて出来上がり シェーカーを使うと便利です!
★甘さが足りない場合はお好みで砂糖やはちみつを入れてください。

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