平成27年度 静岡赤十字病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 284 224 307 632 693 764 1474 2245 1712 463
上の表は平成27年度1年間に当院を退院した患者さんを10歳ごとの年齢階級別に分けた件数を示しています。
当院の退院患者さんの割合は下記のとおりで、70歳以上が半数を占めています。
<年齢階級別比率>
0～9歳：3.11％、10～19歳：2.55％、20～29歳：3.48％、30～39歳：7.19％、40～49歳：7.90％、
50～59歳：8.70％、 60～69歳： 16.78％、70～79歳：25.55％、80～89歳：19.47％、90歳以上：5.27％
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）ファイルをダウンロード
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等２ なし 175 14.84 18.44 1.71 71.63
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術　肩、股等 146 22.03 28.7 67.12 83.19
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）　前方椎体固定等 手術・処置等２ なし 117 16.99 23.32 2.56 65.43
上の表は平成27年度1年間に整形外科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
整形外科では、脊柱管狭窄症の症例が高い割合を占め、次いで、股関節大腿近位骨折の順となっています。
股関節大腿近位骨折の症例では、人工骨頭挿入術を施行した患者さんが多いことが分かります。退院後にリハビリを必要とする患者さんのために、円滑に近隣の 回復期病院へ転院できるよう地域連携パスを活用しているため、平均在院日数においては、全国平均よりも短くなっていることを示しています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳以上） 手術なし 手術・処置等２ なし 129 16.57 14.34 7.75 81.89
100070xxxxxxxx ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。） 92 16.74 15.35 0 67.67
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 86 25.23 21.69 19.77 85.97
上の表は平成27年度1年間に内科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
内科では「肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎」が多いことが分かります。
糖尿病では、糖尿病・内分泌代謝科専門医による診療を行なっています。
「誤嚥性肺炎」では、患者さんの症状の程度や元々の自立度の違いから在院日数が長くなり、転院率も高くなっていることを示しています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等１ なし 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 54 9.81 9.17 0 73.2
060150xx03xx0x 虫垂炎 虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 定義副傷病 なし 46 6.26 5.56 0 44.09
060210xx9910xx ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等１ あり 手術・処置等２ なし 42 13.12 13.8 4.76 69.95
上の表は平成27年度1年間に外科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
外科では、腸閉塞の保存療法症例が最も多いことが分かります。
虫垂炎で手術を要した患者さんの平均年齢は約４４歳と若く、全国平均には少し及びませんが平均在院日数が短いことを示しています。
また腸閉塞では、手術を施行せずにイレウスチューブを挿入し治療を行なう患者さんが多いことを示しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 121 9.59 9.63 0 34.27
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 78 9.51 10.18 0 43.46
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等２ なし 52 23.75 20.87 1.92 32.52
上の表は平成27年度1年間に産婦人科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
産科では正常分娩からハイリスク妊娠の分娩管理まで幅広く対応しているため、帝王切開等、分娩に伴う症例が多いことを示しています。
切迫早産では経過を長期にわたって観察する必要があるために在院日数が長くなる傾向があります。また切迫早産による「転院」は、胎児の管理を専門の医療施　設と連携して行なっていることを示しています。
産婦人科では、婦人科、不妊症、更年期の症状等に対応した診療を行なっており、腹腔鏡を使用した良性腫瘍および悪性腫瘍の手術なども行なっています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１ なし 手術・処置等２ ３あり 定義副傷病 なし 121 18.32 18.08 30.58 74.66
010060x099000x 脳梗塞（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等１ なし 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 62 14.94 15.8 19.35 73.1
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 35 24.8 19.32 51.43 65.06
上の表は平成27年度1年間に神経内科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
神経内科では、急性期病院として脳卒中診療を中心としているほか、希少な神経変性疾患等の診療にも対応しています。
脳卒中の治療については専門医による早期診断・早期治療を目指しているため、脳梗塞の約94％が急性期（発症後３日以内）の患者さんです。急性期治療を行なった後は、回復期病院や診療所との連携である「地域連携パス」を活用し、円滑且つ包括的な医療を患者さんに提供しているため、転院率が高くなっています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 46 8.5 7.76 0 58.04
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 41 8.46 8.2 0 17.59
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 38 6.79 7.94 0 55.13
上の表は平成27年度1年間に耳鼻咽喉科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
耳鼻咽喉科では、慢性副鼻腔炎、扁桃摘出等の手術をする患者さんが多いことを示しています。
「慢性副鼻腔炎」では40～50歳代の患者さんが多い反面、「扁桃、アデノイドの慢性疾患」は幼児を含む若年層で多くなっており、年齢により発症頻度が異なることを示しています。
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳以上） 手術なし 手術・処置等２ なし 62 14.98 14.34 3.23 74.5
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 53 29.58 21.69 43.4 85.17
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等２ なし 49 25.2 20.63 4.08 74.84
上の表は平成27年度1年間に呼吸器科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
呼吸器科では、内科と同様に「肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎」、「誤嚥性肺炎」が多いことを示しています。　
3位の「間質性肺炎」を含むびまん性肺疾患の診療については、可能な限り病理学的検討を行ない、ガイドラインに基づきながらも個々の症例に即した治療を行うことを目指しているため、平均在院日数が全国平均よりも長くなる傾向にあります。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術 手術・処置等１ なし 手術・処置等２ なし 55 7.18 7.59 0 72.42
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術 49 9.63 10.25 0 74.55
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 24 13.08 12.6 0 72.25
上の表は平成27年度1年間に泌尿器科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
泌尿器科では、膀胱悪性腫瘍に対して経尿道的手術を受ける患者さんが多いことを示しています。
また、上位3位までには入っていませんが、近年は前立腺癌を中心としたがん患者さんの比率が高くなっています。
診療所との医療連携にも力をいれており、かかりつけ医と共同して診療に当たることも多くなっています。
院内では医師、看護師等によるチーム医療を実践しています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等１ １あり 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 32 3.44 3.07 0 72.28
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等 手術・処置等１ なし、１あり 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 18 5.56 5.99 5.56 78
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　腹部大動脈（分枝血管の再建を伴うもの）等 手術・処置等２ １あり 16 17.38 22.62 0 69.5
上の表は平成27年度1年間に心臓血管外科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
心臓血管外科では、主に虚血性心疾患に対するカテーテル検査が多くなっています。
2位の末梢血管の閉塞性動脈疾患に対しては、四肢の血管拡張術・血栓除去術を受ける患者さんが多いことを示しています。
大動脈領域については、近年発達が著しいステントグラフト治療を積極的に行っています。なお、人工心肺を用いた心臓手術も行っています。（心臓血管外科は、平成28年1月より心臓外科と血管外科となりました。）
救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 44 3.11 7.52 0 58.82
161070xxxxx00x 薬物中毒（その他の中毒） 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 30 2.83 3.58 3.33 47.47
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 25 3.12 10.02 0 69.64
上の表は平成27年度1年間に救急科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
転倒等による頭部外傷で来院する患者さんや、薬物中毒で搬送される患者さんが多いことを示しています。
救急科では各専門科と連携を図りながら対応しているため、頭部外傷では平均在院日数が全国平均より4～７日も短いことが分かります。
軽症例から最重症例の患者さんまで、地域内の急性期病院との輪番制を取りながら24時間対応をしています。
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等１ １あり 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 62 6.18 3.07 0 67.76
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等１ なし、１,３あり 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 36 14.14 11.76 0 78.17
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等１ なし、１,２あり 手術・処置等２ なし 31 8.61 4.87 0 71.16
上の表は平成27年度1年間に循環器科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
循環器科では、急性期・慢性期を問わず心不全、虚血性心疾患などの診療を行なっており、また特に不整脈治療が多くなっていることを示しています。
患者さんの年齢等に合わせ、また個々の症例に応じて入院治療を行っているため、平均在院日数が全国平均より３日ほど長い傾向がみられます。
なお、診療医師の異動に伴い、不整脈治療においては平成28年度は治療実績に違いが生じることが予想されます。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 56 9.7 10.02 1.79 76.27
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等１ あり 手術・処置等２ なし 23 2.22 3.15 0 56.74
010070xx97x00x 脳血管障害 手術あり 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 21 12.76 12.14 4.76 64.38
上の表は平成27年度1年間に脳神経外科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
脳神経外科では救急科と連携し、頭部外傷で搬送された手術対象例を多く担当しています。
その他、神経内科とも連携し、緊急に対応すべき疾患には２４時間体制で臨んでいます。
また、脳血管障害ではバイパス術を併用した動脈瘤治療に対応しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満） 手術なし 手術・処置等２ なし 53 13.45 11.59 0 0
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上） 手術なし 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 38 6.82 6.17 0 0
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし 13 3.77 6.31 0 3.92
上の表は平成27年度1年間に小児科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
小児科では、ハイリスク妊娠の分娩管理を扱う産科と連携しているため、低出産体重で生まれた新生児の症例が多くなっています。
その他では喘息や上気道炎など日常おこりうる疾患から、専門的な知識や技能を必要とする疾患等を診療しています。
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等２ なし 10 9.7 9.2 0 76.5
060280xxxxxxxx アルコール性肝障害 - - 16.76 - -
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし - - 10.93 - -
上の表は平成27年度1年間に消化器科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
消化器科では、胃の悪性腫瘍に対する内視鏡的切除術を行なう患者さんの割合が高いことを示しています。
また、肝臓、胆管、膵臓の疾患にも対応しています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等２ なし - - 3.54 - -
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。） 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等１ なし 定義副傷病 なし - - 6.14 - -
160660xx971xxx 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 手術あり 手術・処置等１ あり - - 26.04 - -
上の表は平成27年度1年間に形成外科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
形成外科では、先天性あるいは後天性の疾患による組織欠損等を、機能的かつ形態的に再建修復を行なっています。
また、糖尿病や動脈硬化の悪化により発生した四肢の潰瘍の治療などを他の診療科と連携して行なっています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
 
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等２ なし 定義副傷病 なし - - 9.68 - -
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等２ なし - - 13.03 - -
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎（15歳以上） 手術なし 手術・処置等２ なし - - 14.34 - -
上の表は平成28年1月から3月の3カ月間に呼吸器外科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。呼吸器外科では、「気胸」や「肺癌」に対し手術を行なう患者さんの割合が髙くなっていることが分かります。
患者さん一人一人の体力、病気の程度、社会的背景を十分に考慮し、患者さんに丁寧に説明しながら治療を行なっています。（3カ月の合計が10件に満たないため「‐（ハイフン）」で示しています。）
　なお、呼吸器外科は平成28年1月に外科より分かれたため、呼吸器外科としては、今回は3カ月間分のみの集計となりましたが、平成27年4月から12月までの外科での実績を加えた集計は下記の順です。
計　93件
040040xx97x0xx　　　　肺悪性腫瘍　手術あり　23件
040200xx01x00x　　　　気胸　肺切除等　　　　 14件
040040xx9900xx　　　　肺悪性腫瘍　手術なし 　-件　※
（※：合計数が10件に満たないため「‐（ハイフン）」で示しています。）






眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし - - 2.72 - -
- - - - - - -
- - - - - - -
上の表は平成27年度1年間に眼科を退院した患者さんのうち「どのような疾患の患者さんが多かったのか」について上位3位までを示しています。
眼科ではドライアイ、緑内障、ぶどう膜炎等、眼科全般の薬物治療を行なっています。
「白内障、水晶体の疾患」に対する手術症例はＤＰＣ請求の対象外となるため、この表には示されませんが、「白内障、水晶体の疾患」に対する手術は、外来（日帰り）で行うケースが37件、入院して行うケースが40件で、計77件でした。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 25 - 11 18 - 11 1 7
大腸癌 23 15 14 23 - 11 1 7,6
乳癌 37 36 - - - 25 1 7
肺癌 21 - 29 69 - 50 1 7
肝癌 - - - - 1 7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
上の表は、５つの主な部位の癌の平成27年度1年間の「入退院回数の延べ数」を示しており、各腫瘍の取り扱い件数ではありません。肺癌の件数が最も多くなっているのは、肺癌の患者さんが昨年度１年間の間に入退院を多く繰り返していることを示しています。
各部位ともステージ（＊1）が高くなれば、入退院を多く繰り返すため、件数が高くなる傾向が見られます。
「ステージ：不明」とは、他施設から紹介されてきたケース等で、治療前に決定されたステージについての情報（下記①～③の情報のいずれか）が不十分ためにス　テージが判別できないことを示しています。
＊1　ステージ(Stage)：「発見された時の癌」を次の３点で評価したもので、数字が大きくなるにつれて「進んでいる」と評価されます。
　　　　　　　　　　　①　腫瘍の拡がり具合
　　　　　　　　　　　②　腫瘍の周囲のリンパ節への拡がり具合
　　　　　　　　　　　③　腫瘍が離れた臓器等に飛んでいるかどうか
＊2　大腸癌：結腸から直腸までの癌
（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
重症度 0 16 11.5 52.44
重症度 1 56 12.96 78.36
重症度 2 61 17.07 82.54
重症度 3 43 20 85.93
重症度 4 10 19.1 88.1
重症度 5 - - -
不明 - - -
上の表は平成27年度1年間に退院した成人（15歳以上）の市中肺炎＊の患者さんの件数を示しており、「重症度」というのは、入院時あるいは発症時の重症の度合いを示しています。
当院では「重症度２」の患者さんの割合が31.61％と最も多く、「重症度1」が29.02％、「重症度3」が22.28％と続いています。各重症度の平均年齢が「重　症度1」以上で75歳以上となっていることから、高齢者の肺炎を多く受け入れていることがわかりますが、重症度に関わらず在院日数は20日前後となっています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
＊市中肺炎：社会生活を営む健康な人が発症する肺炎。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 16 6.56 71.69 0
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 251 21.86 75.96 32.27
その他 21 19.71 75.1 14.29
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 38 8.82 71.92 0
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患，詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
上の表は平成27年度1年間に退院した脳梗塞の患者さんの件数を示しており、当院では脳梗塞の急性期（発症から3日以内）の患者さんが約75％を占めていることを示しています。
「一過性脳虚血発作」や「脳梗塞に至らなかった動脈の閉塞や狭窄」は「脳梗塞に類似した症状を呈するが脳梗塞ほど重症ではない」という状態を示しています。
当院で治療を受けた脳梗塞（急性期）の症例のうち、1/3は「地域連携パス」に則りリハビリ病院等に転院しています。この場合、自宅に戻った後も「地域連携パス」に沿って定期的に当院を受診し検査するので、再発が抑制される傾向がみられます。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓形成） 262 1.98 13.05 6.11 69.64
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（後方椎体固定） 169 2.27 16.5 8.88 64.43
K0461 骨折観血的手術（大腿） 等 129 2.79 15.8 55.81 78.3
上の表は平成27年度1年間に整形外科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
整形外科には複数の脊椎脊髄疾患を専門とする医師がおり、脊椎脊髄関連だけで年間500件を超える手術を行っています。上位2つの手術は、脊椎脊髄関連の手術では一般的に行なわれている術式です。
骨折観血的手術（大腿）等の患者さんは、転倒による高齢者の大腿骨骨折の症例が占める割合が多く、術後のリハビリテーションが不可欠なため、地域のリハビリ病院等と「地域連携パス」に則って連携し、早期の回復を目指しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 94 1.01 2.74 0 69.47
K7181 虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの） 41 0.12 5.22 0 48.17
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 38 2.21 5.37 2.63 60.08
上の表は平成27年度1年間に外科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
一般外科・消化器外科・内分泌外科（乳腺・甲状腺）と幅広く診療しているため、手術の術式も多岐にわたっています。
ヘルニア手術は全手術数の約2割弱に当たりますが、その中でもほとんどが鼠径ヘルニアの手術です。また、虫垂炎の虫垂切除術は緊急手術として開腹して行なうことが多くなっています。胆嚢摘出術は予定手術として行なわれることが多いため、手術前日数が約2日ありますが、低侵襲の腹腔鏡下で行なわれることが多く、入院期間は平均して７～８日前後です。
悪性腫瘍手術は部位や術式によって細分化されてしまうため、上位3位までには入っていませんが、乳癌や消化器の癌の手術も行なっています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術（選択帝王切開） 139 7.48 7.94 0 34.58
K8981 帝王切開術（緊急帝王切開） 85 3.13 8.11 0 33.15
K877 子宮全摘術 52 1.54 7.85 0 48.58
上の表は平成27年度1年間に産婦人科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
当院の産婦人科における手術数の約37％が予定されたものと緊急的に行われる帝王切開術です。当院の産科は、高齢出産などのハイリスクの患者さんが多く、帝王切開術を計画・施行するケースが多くなっています。予定的に行われる場合も緊急的に行われる場合も、患者さんやご家族に説明し、理解・納得していただくように努めています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術（摘出） 39 1 6.46 0 16.44
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 33 1.21 6.09 0 60.64
K3932 喉頭腫瘍摘出術（直達鏡） 30 1.03 3.33 0 60.33
上の表は平成27年度1年間に耳鼻咽喉科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
副鼻腔炎の手術から頭頸部の悪性腫瘍手術まで幅広く対応しています。
幼児を含む若年層に行なわれることが多い口蓋扁桃手術（摘出）を筆頭に、内視鏡下副鼻腔手術3型（選択的複数洞副鼻腔手術）、喉頭腫瘍摘出術（直達鏡）が数多く施行されています。また、甲状腺に対する手術にも対応しています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6171 下肢静脈瘤手術（抜去切除術） 44 1.02 1.2 0 62.39
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 27 1.78 7.67 11.11 77.33
K610-3 内シャント設置術 18 1.22 4.06 0 67.39
上の表は平成27年度1年間に心臓血管外科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
下肢静脈瘤手術（抜去切除術）は、ほとんどが2泊3日の入院で施行されます。　　
また、四肢の血管拡張術・血栓除去術は、閉塞性動脈硬化症（手や足の動脈硬化により、血管の狭窄や閉塞が起こり、血液の流れが悪くなり手足に障害があらわれる疾病）の患者さんに対して施行します。
内シャント設置は、血液透析導入の準備として腎不全の患者さんに施行する手術で、院外の医療機関や院内の他科からの依頼により施行しています。（心臓血管外科は、平成28年1月より心臓外科と血管外科となりました。）
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用） 54 1.22 4.35 0 72.28
K8411 経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用） 47 1.34 7.34 0 74.38
K773 腎（尿管）悪性腫瘍手術（１歳以上） 14 3.93 13.79 0 71.79
上の表は平成27年度1年間に泌尿器科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
経尿道的に行う手術は開腹手術に比べて身体への負担が少なく、医師はテレビモニターを見ながら内視鏡に組み込まれた電気メスで病変部を切除します。
悪性腫瘍の疑いの場合は診断もかねて切除します。
また、経尿道的前立腺手術は、前立腺肥大の患者さんに対するスタンダードな治療です。
この2つの術式は当院の泌尿器科の主要な手術となっています。
 
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 50 0.12 8.66 2 75.38
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所） 27 0.78 40.37 44.44 64.56
K6092 動脈血栓内膜摘出術（内頸動脈） 16 4.5 9.5 0 70.63
上の表は平成27年度1年間に脳神経外科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術は脳神経外科で施行する手術の4分の1を占めています。
脳動脈瘤頸部クリッピング術はくも膜下出血を起こした場合や、脳の動脈瘤が未破裂の状態でも行なわれる手術で、約10％を占めています。
くも膜下出血を起こした患者さんは退院後に専門病院でのリハビリテーションが必要になるケースが多いため、転院数が多くなっています。
 
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） 32 4.66 4.38 0 71.19
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極） 32 6 11.72 6.25 76.78
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術（その他） 18 3.44 4.5 0 61.78
上の表は平成27年度1年間に循環器科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
心臓外科と連携して狭心症の治療目的に経皮的冠動脈ステント留置術、房室ブロックや洞不全症候群等の患者さんに対するペースメーカー移植術が多くなっています。
不整脈の元となる部位を取り除く手術として、血管から心臓の中にカテーテルを入れて心筋の一部を高周波で軽くやけどさせる、経皮的カテーテル心筋焼灼術が3位に入っています。
 
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K016 筋（皮）弁術 等 - - - - -
K2191 眼瞼下垂症手術（眼瞼挙筋前転法） - - - - -
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -
上の表は平成27年度1年間に形成外科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
部位や術式が細分化されるため、各手術の件数が少なくなるので、件数として表示されていませんが、専門医により多岐にわたる治療を行っています。
皮膚腫瘍の切除、眼瞼下垂治療、外傷後・悪性腫瘍切除後の組織欠損の治療や乳房切除後の再建、糖尿病などによる足の潰瘍・壊疽に対する四肢の血管拡張術など他の診療科と連携して行う手術が多くなっています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
　ご希望に応じて可能なものは外来（日帰り）手術で対応しています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 - - - - -
K9212ﾛ 造血幹細胞採取（末梢血幹細胞採取）（自家移植） - - - - -
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -
上の表は平成27年度1年間に内科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
診療科としては、血液内科は別になっていますが、集計の関係で内科の中に血液疾患の医療行為が計上されています。
血液内科の患者さんに対して施行する造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)、腎不全の患者さんに血液透析の準備として施行する内シャント設置術が多くなっています。
内科で内シャントを設置する患者さんは、様々な疾病の診断と治療目的で入院され、その中で手術が行なわれるため、心臓血管外科で同じ手術を受ける患者さんと比べると、入院期間も長くなりがちです。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層） 10 1.2 7.5 0 76.5
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
K6871 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみ） - - - - -
上の表は平成27年度1年間に消化器科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
内視鏡による治療を多く行っています。胃の早期悪性腫瘍に対する粘膜下層剥離術、消化管出血に対する止血術、内視鏡的乳頭切開術の順になっています。
（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ﾛ 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他） 40 1 1 0 78.05
- - - - - - -
- - - - - - -
上の表は平成27年度1年間に眼科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
当院の眼科では、水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合　その他のもの）の手術のみを施行しています。これは白内障の患者に対する手術で、当院では入　院の場合は2泊3日で行なわれています。なお白内障の手術は外来（日帰り）でも行っており、昨年度は入院：40件、外来（日帰り）：37件でした。
呼吸器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） - - - - -
K6261 リンパ節摘出術（長径３ｃｍ未満） - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
上の表は平成27年度1年間に呼吸器科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
誤嚥性肺炎を繰り返す患者さんの誤嚥を防ぐために施行する胃瘻造設術、肺の悪性腫瘍の患者さんに対する精査目的のリンパ節の摘出術を施行しています。
内視鏡下消化管止血術は、呼吸器疾患で入院中に発症した消化管出血に対して専門診療科の医師が行った手術です。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術　仮死第１度のもの 等 - - - - -
K9132 新生児仮死蘇生術　仮死第２度のもの 等 - - - - -
K7151 腸重積症整復術（非観血的） - - - - -
上の表は平成27年度1年間に小児科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
当院の産科で出生した新生児に呼吸不全や循環不全等がみられた場合は、小児科医が速やかに蘇生措置を施す必要があります。発生率が高くないため数は表示されていませんが、必要に応じ適切に処置を行っています。また乳幼児に多くみられる腸重積症には、高圧浣腸による整復術を行っています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 - - - - -
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -
K386 気管切開術 - - - - -
上の表は平成27年度1年間に神経内科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
神経内科入院中に精査により発見された疾病、または入院中に起きた症状に対し、院内の専門診療科に依頼した手術です。専門診療科の医師が手術を行なっています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除）） - - - - -
K5132 胸腔鏡下肺切除術（その他） - - - - -
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える） - - - - -
上の表は平成28年1月から3月の3カ月間に呼吸器外科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
胸腔鏡を使用した手術が多くなっています。胸腔鏡による手術は、開胸するより侵襲度が低く、術後の回復が早いため、高齢者・合併症のあるハイリスク患者さんには有用な術式といえます。（3カ月間の合計が10件に満たないため「‐（ハイフン）」で示しています。）
　なお、呼吸器外科は平成28年1月に外科から分かれたため、呼吸器外科としては、今回は3カ月間のみの集計となっていますが、平成27年4月から12月までの外科での実績を加えた集計は下記の順です。
計　68件
K5131　　　　胸腔鏡下肺切除術（肺嚢胞手術（楔状部分切除））19件
K514-23　　胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は1肺葉を超えるもの）13件
K514-21　　胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）　　　　　　　　　　　　　　　-件※
（※：合計数が10件に満たないため「‐（ハイフン）」で示しています。）




救急医学科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K386 気管切開術 - - - - -
K0731 関節内骨折観血的手術（肩） - - - - -
K0134 分層植皮術（２００ｃｍ２以上） - - - - -
上の表は平成27年度1年間に救急科で施行した手術のうち「どのような手術が多かったのか」について上位3位までを示しています。
院内の専門診療科に依頼した手術で、専門診療科の医師が手術を行なっています。　　
救急科では各専門の診療科と密に連携をとりながら、あらゆる症例に対して迅速に治療を提供することに努めています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 13 0.15
180010 敗血症 同一 24 0.27
異なる 12 0.14
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 32 0.36
異なる - -
上の表は平成27年度1年間に退院した各傷病の患者さんの件数を示しています。「入院契機」の欄の「同一」とは、「その傷病の治療のために入院して治療を行ったこと」を示し、「異なる」とは「異なる傷病の治療の経過で発症したこと」を示しています。
重い傷病の治療中には細心の注意を払っていても予期せぬ傷病が発生することがありますが、早い段階で診断し適切な治療を行えば治癒させることができます。また、重症患者を多く受け入れている施設は、どうしても予期せぬ傷病の発生率が高くなることから、症例数のみでの判断は難しいと考えています。
これらの数字を算出し、その結果について検討を継続していくことが医療の質が向上させることにつながるので、当院では継続的にモニタリングし、医療の質向上に努めています。（年度内の合計が10件に満たない場合は「‐（ハイフン）」で示しています。）
更新履歴
2016/9/27
平成２７年度　静岡赤十字病院　病院指標　公開
2016/11/10
【診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）】
　心臓血管外科、呼吸器外科のコメントを修正しました。
【診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）】
　呼吸器外科、形成外科のコメントを修正しました。