しずおか日赤訪問看護ステーションブログHomenursing blog

理学療法士の磯部です。

暑い夏も過ぎ、一気に涼しい風が吹いてきましたね。利用者様も急な季節の変化に体が戸惑っている様子があり、リハビリ時も体調には注意して対応しています。それでも運動したい、自分の足で動きたいという気持ちを尊重し、少しでも自分の体を自由に動かしていると実感してもらうため、看護師と協力して日々介入しています。

そこで今回は座ったままでも簡単にできる、軽い運動を紹介したいと思います。

 

　両手を広げて大きく深呼吸しましょう。鼻から吸って、口から「フー」とゆっくり吐きます。

　両手を頭の後ろで組んで、ゆっくり体を横に倒し、３秒止めましょう。左右行います。

　両足を横に大きく広げ、おへそを意識しながら体を前に倒します。手は膝に置くと安定します。

　つま先を地面につけて、踵を上げて足首をぐりぐり回します。痛くない程度に行いましょう。

　踵を付けてつま先を上げ、足指の曲げ伸ばしをゆっくり力いっぱい行います。

 

体を軽く動かすことで血流が改善し、頭もすっきりします。訪問が終わった後に利用者様から「体が軽くなった」と言われると本当にうれしくなります。少しでも利用者様が自宅で自由に過ごせること、病気と向き合いながらも達成感のある毎日を過ごせることが私の役割だと思っています。